ズバリお答えします『教えて青山さぁぁぁぁぁん！<質問コーナー>』一問一答のまとめ

2020/10/31

ドラゴンクエストX秋祭り2020のコーナー『教えて青山さぁぁぁぁぁん！<質問コーナー>』一問一答のまとめ

事前にユーザーから募集した質問を青山さん、安西さん、小澤さんがズバリ答えます！

推しキャラを教えて！

小澤「ベルトロ。見た目はボブっぽいし服装も一般人ぽいけど光るものを持っていると感じていた。若いころ絶対イケメンでブイブイ言わせていたはず。安西さんにお願いなんですが……ヴァレリアとベルトロの出会いの若い頃のクエストを作って欲しい💛」

堀井「アンルシア。覚醒する前の田舎娘のアンルシアが好み。DQXより先に『いたスト』や『ライバルズ』で声が付いたんです。いたストのアンルシアがよかったなー」

安西「私はヴァレリア様大好き。シナリオのチェックもしているんですけど、『ヴァレリア様はここの言い回しは違うんじゃないかな～…リテイクで』とよくやってます。v5で声が実装された時も第一声はヴァレリアになるようにお願いしました」

青山「雑誌ではヒメアやユナティと答えていたが、最近はエステラ。ツンデレ具合が良い。最近（自分がツンデレ）癖なんじゃないかと気づいた」

サービス開始10年以降の構想は？

青山「正式な話になると会社を通した大きな事になってしまうため、ここだけの話として…。話は9年前まで遡るんですが、メディアを呼んだ発表会で、『ドラクエ10はオンラインになります！』と発表したらカメラや記者たちはヽ(・ω・)/ｽﾞｺｰって感じだった。当時ドラクエをオンラインにすることは相当否定的にとらえられていた。出した瞬間コケて終わるという世の中の空気の中で前P齋藤陽介が『10年やる』って発言は“永遠にやる”という意味。まずは10年は続けたい。それ以降も私も続けていきたいと思っているし、新しいバージョンを出して色々なストーリーを展開していきたい。ただ、ドラゴンクエスト10のお客様は意外と社会人が多くて。ドラクエはボランティアじゃない、利益を出さなければならない。途中上がったり波がありつつも、8年というスパンで見ると右肩下がりにはなっているのは事実。ジリジリと下がってはいるので、利益が下がったから明日から終わり、ではなくコスト（クオリティ）を下げてでも利益は出していきたいという考え。できるだけ長くやっていきたい。コストダウンは例えば40あるサーバーを減らすとか…。でも開発陣営コストが一番大きい。もし開発スタッフを減らしたらバージョンアップの間隔が開くとか、回数が減る可能性が出てくる。現状維持でも当分は（サ終）ないので大丈夫。とはいえ、そんなことをしてでも長く続けていきたいと思っています。」

ラスボスは存在するの？

安西「開発初期当時に想定していたラスボスは『異界滅神ジャゴヌバ』です。今それに近づきつつあります。そしてラスボス討伐後については…すでに作り始めています。成田さんとシナリオ班と長い時間かけて話し合った。オンラインゲームに終わりはないとはいえ、シナリオには〆は必要。ver1～ver4までが“家族としてのドラゴンクエスト”の締めだった。そしてver5で新しい物語が始まり〆に向かっている途中。シナリオについてはこの感じが繰り返されるようなものだと思ってください。必ず新しい目標が生まれてきます。」

堀井「（プレイヤーが）より強くなれば、より強いボスが欲しくなるのは当然の話。ボスがいないとシナリオも進めない。それをどう作るか悩みどころ」

コロナ禍による変化は？

安西「時間が足りなくなった。声優収録とかいっぺんに録ってたものが一人ずつ毎シーンごとにやらないといけなくなった。今までは仕事が残っていたら23時まで残ってやっていたが、リモートワークだと家族がいて、娘が受験生。夜仕事ができない。家庭を大事にしていくと仕事に無理が利かなくなった。どう効率化していくか。（コロナ禍前の開発）貯金があったが、これからどうのしかかってくるのか少し不安」

小澤「朝起きてすぐ仕事始められるのですごく楽です。合間に洗濯できたり布団干したりお風呂入ったり…ｗコミュニケーションをチャットでやってるので質問と回答が細かいニュアンスが伝わらないので、隣の席に安西さんがいたので気軽に聞けていたことができなくなったのは大変」

青山「人数は言えませんがドラクエ10はたくさんのスタッフがいる。ピンポイントでこの人とこの人とのチャットが可能になったのはプロデューサーとしてはメリットでもある。スタッフの中には朝から晩まで働きすぎな人もいる。そういう人たちのケアが難しい」

開発スタッフたちの意見の食い違いをしたときは

小澤「最終的には（ディレクターの）安西さんに決めてもらっています」

安西「意見が割れたり、正解が分からない時もある。そういう時は制限時間を決めて会議をして必ず答えを出すようにしている。案を絞って最終的には私が決めます。それがディレクターの仕事。決めた結果、失敗することもあるが、後からネチネチしないようにしてる」

椿「どうしても決まらないから堀井さんに丸投げしちゃうこととかないんですか？ｗ」

堀井「でもねオンラインだから後からどうにでもなる」

青山「堀井さん…それは有料デバッガー言われちゃいますから…汗」

そう思わない票が多い提案広場は採用されない？

安西「提案広場は毎日見てます。特に金曜日には返事できるものはしている。話題のものや熱い内容のものはスタッフがピックアップして安西、青山、小澤に毎週連絡してくれる。どうしても今着手できないものは保留になってしまうため、あえて返事しない提案もあります」

小澤「頂いた提案は（答えてないけど）こっそり取り入れてアプデで実装していたりします。そう思わない票が多くても、採用した方がいいと思うことはピックアップしてる。そう思わない票が伸びるのは、一度に複数提案を書いていたり文章の問題だと思います」

安西「シンプルに書いてもらえるとありがたい」

写真コンテストは知名度がある人の方が選ばれやすい？

青山「応募はたくさんいただく。まずスタッフの中で数十作品に候補を絞る。その中から堀井さんから順に選んでいく。もし同じ作品を選んだら堀井さんに優先権。『公序良俗に反するもの』『エロ』『コンセプトが不明確』『主張が薄いもの』は落とされます。説明文より写真を優先。開発スタッフからすればキャラクター名とSNS垢の一致は難しい（頑張ればできるだろうけど）ので、純粋に作品だけで選考しています。最終選考はユーザー投票で決まるコンテストもあるのでその場合は知名度がある人が有利な場合もある」

堀井「候補の中から純粋に写真とタイトルだけで選んでいます。タイトルもけっこう重要」

安西「長年審査員やってると堀井さんはこの作品好きだろうなぁとか分かるようになってきた。小澤さんはテクニカルな作品が好み。りっきーは楽しそうなのが好き。私は情緒があるものが好き」

青山「直感で選んでいる。どちらかといえばテクニカルの方を選びやすい」

小澤「（選ぶ優先度はいつも最後だけど）いうほど他の人と重複しなくて。エモい奴が好き」