青山さん、本日をもってプロデューサーとドラクエ10開発からの卒業を発表！後任は3人体制でプロデュースすることに！

2024/11/022024/11/03

2024年11月2日ヒューリックホール東京にて開催された「ドラゴンクエストX 秋祭り 2024」で青山さんが重大発表。

4:08:25～

青山公士さんが本日11月2日をもってドラクエ10のプロデューサー業およびドラゴンクエスト10オンライン開発・運営チームからも卒業することを発表されました。

今後の体制について

ドラクエ10のプロデューサーの後任について。

3人体制でドラクエ10をプロデュースすることが決定。

「ショーランナー」と呼ばれるトップに安西さん、ゲームディレクターも安西さん。それを支える開発プロデューサーに小薗さん、運営プロデューサーに秋保さんが担当。

元々、青山P体制時代も開発プロデューサーに小薗さんが担当していたので今後もそこは変わらない。

そして秋保さんに関しても、実は提案広場の内容の議論やああしましょう、こうしましょうという音頭を取っていたのは秋保さんで、それを最終的にユーザーに伝えるのが青山P、安西Dの役目だった。今後は伝える部分も秋保さんに担当してもらうと思っている。青山「これからは人前で話して伝える作業になるが今日ド緊張しててカミカミなのが少し心配ｗ」

なぜこのタイミングでの卒業なのか

二カ月前に57歳になった青山さん。スクエニは2022年4月1日より、年齢を理由とした60歳一律の役職定年を廃止し、60歳以降も役職任用や昇格の機会がある制度に改定しているものの、一般的には60で今後の進退を考える年齢。

ドラクエ10では普通に3年後どうするかみたいな話が多い。（バージョン6頃にはもうバージョン8の構想を練り始めるように年単位での未来の開発が始動してる）

そんな57歳の自分が未来の決定権を持っている状態でその時に決めても3年後にはもうアナタいないよね。っていうのも良くないと思った。

引退というのは今から2～3年前には考え始めおり、じゃあいつ抜けるのがベストなタイミングなのかなと思った時、バージョン7がリリースしてそれが落ち着いたころ「2024年秋」が区切りだなと思ったそう。

ちょうど1年前に安西さんにプロデューサー卒業の話をした。そしたら「覚悟持ってやります」と言ってくれたので今日発表できました。

プロデューサーとしては6年間。ベータテストから考えると13年近くドラクエ10に携わり働いた青山さん。携わった色んなスタッフに感謝。笑顔で卒業したいと語った青山さん。

開発者メンバーからのメッセージ

私もドラクエ10のプロデューサー6年務めてなんか6年が周期なんですかね？青山さんも言いましたけど、私がプロデューサーやってた頃も自分がいると上がつっかえてるとこれからの若い人たちが育たないと思ってます。世代交代とか“血を入れ替える”作業は絶対必要。青山さんはいい時期での結断かなと思います。

いうてプロデューサーって大変なんすよ。外からも中からもああじゃない、こうじゃないって言われて…。

「お疲れさまでした」という一言じゃ軽い言葉じゃないんですが、その一言に尽きるんじゃないかなと思います。改めましてごくろうさまでした。

私のほうが先に抜けちゃったんでなんて話したらいいのか分からないんですけど。青山さんがプロデューサー業に就いてから私がチーフプランナーという立場になり、それから話す機会がたくさん増えました。

今だと当たり前なマイコーデとかアストルティア放送局とかプロデューサー運営にもかかわる内容の機能も多く取り入れてもらって不安だったが、色んな決断を迫られるタイミング合ったと思いますが、グッと背中を押してくれたのはとても助かった。私としては仕事もやりやすかったしとても良いプロデューサーだったなと思います。お疲れさまでした！

小澤さんにいつも文句言われてたからこんなに褒められて感謝されたの初めてなんだけどｗ

青山さんと頻繁に仕事したことがなかったので、プロデューサー就任したときは正直怖いなって感想だった。

それから青山さんが上司となり、僕の面倒も色々見てくれて。開発プロデュース面では小薗に任せてくれてたって話があったんですけど、「責任は俺が取るからお前がやりたいようにやれ」と青山さんはとにかく任せてくれた。スクエニ社内でも“青山公士という格”がデーン！とあったので後任として見守っていただけると幸いです。なので、直属の上司として僕的には最高の上司でした。

青山さんを思い出すときはプロデューサーというより前職のテクニカルディレクター、技術責任者時代を思い出します。

青山さんが担当してた時はまだドラクエ10サービス初期で不具合が出ちゃったり、緊急メンテナンスがあったりと慌ただしい時期だった。深夜に呼び出されることも多々あったり…。

不具合を直す係が青山さんでそれをご案内する係は私で一緒に仕事をする機会が多かった。深夜まで続く作業が終わって翌日の出勤はゆっくり行こうと思ったら、青山さんは朝から出勤してもう作業していた。責任感だったりお客様に対してより良いものを届ける情熱を口には出さなかったが、背中で見せてくれる上司でした。

（プロデューサー業）代わるからには重責は感じつつも悪くなっちゃいけないし、より良くしていこうと思ってます。青山さんがいなくなってご不安に思う方もいると思いますが、より良くなったと思っていただけるように頑張っていきます。

青山さんから卒業の話を聞いた時は「残ってくださいよ」と話していたんですが、意志は固く、分かりました。お引き受けしますと話しました。

そうはいっても、ドラクエ10のプロデューサーって大変なんですよ。全部を1人で引き受けるわけにはいかないので、今回3人体制という形になりました。実質的なPという仕事は小薗さんと秋保さんにお任せして私はディレクターとしてこれからも続けていきます。「開発総指揮」という形で最終的な責任者として二人の仕事に対して「それでいいね」と言えるくらいが理想です。

「ショーランナー」というワードは、当初は別の名前にする予定だったけど、堅苦しいので何かいい単語はないかとネット検索するとショーランナーという言葉に辿り着いた。アメリカで使用されている言葉で「ショー（見る）」「ランナー（走る）」で日本語訳すると「開発総指揮」になるらしい。ディレクターノートで「これからも走って頑張ります」と書いてたので、この単語良いなとなった。

安西ショーランナー。略すと安西SR

我々DQX20周年目指して頑張っていきますので

青山さん抜けて大変っちゃ大変なんですけど、青山さんや冒険者さんが不安にならないようにしっかりと穴を埋めていきたいと思っています。

青山さん長い間お疲れさまでした。13年前くらいから一緒にやってきて辞めると聞いた時はびっくりした。

齋藤さんが辞めると聞いた時もぼくびっくりしたんだよ。

後任が青山さんで、テクニカルディレクターという立場だったのでそこは心配はなかったが、DQXTVはタレント性を求められるので、青山さん大丈夫かな！？！？と思ってましたが、どんどん慣れてきて安心しました。

また別のこと始めると思うんですけど、これからの活躍期待してます。どうもお疲れさまでした。

僕の任期中はとてもお世話になりました。

思い返すと僕の任期中は青山さんはテクニカルディレクターで一緒にお仕事させていただいてたんですけど、我ながら当時の僕は相当無茶なことをやっていた。7週アップデートをやるぞ！って時にけっこう大きな不具合が起きてしまい、その解決に青山さんが中心とするプログラマーのみなさんが3日間缶詰で取り組んでいただいた。皆さんが作業してる背中を見て本当申し訳ねーなと心の中で応援しておりました。

…という話が氷山の一角であるくらい、僕の3年半の任期中はずっと青山さんに支え続けていただいたおかげで僕もちゃんと仕事ができていたんだなと思っております。

今度DQX卒業組で呑みに行けたら思います。

でわでわ