【v5.1編】2020年の振り返りバージョン5.1～5.4を振り返ってその１【ツヤめき、輝晶獣、妖精図書館、キャラクターズファイル、ロスター】

2021/01/20

2021年1月18日放送「超ドラゴンクエストXTV番外編超新春スペシャル2021」内にて、出演者全員で2020年を振り返りゆる～く語る「新春開発者座談会」のおはなし

2020年の振り返りバージョン5.1～5.4を振り返って

バージョン5.1（2020/1/29~6/2）

※敬称略

青山「バージョン5.1は本当は4月末までの予定だったが、今も出ていますけども、（一度目の）緊急事態宣言発令により一ヶ月ちょい先延ばしになった」

安西「ゴールデンウィーク直前でしたよね。あと一週間チェックすればリリースできるねってところだったのに『え～！あと一週間なんとかやらせて～！』と絶望したころでしたね」

青山「あの頃、出せるかどうかかなり議論しましたからね」

ツヤめきペイントについて

椿「この中だと、ツヤめきこんなに定着するのかってくらい人気じゃないですか。みんなツヤツヤしてる」

竹若「本当ちょっとしたことなんですけどね。それだけでも本当テンションが上がる」

安西「（ツヤめきによって）似合う髪型がありますしね」

青山「開発側からすると割とこういうのDQXショップで出すのは抵抗があるのではないかと思っていたのですが、すんなり受け入れてくれたのかなーと思いますね」

キャラクターズファイルについて

安西「バージョン4から始めて、（キャラクターズファイルは）全種族やろうって話をしていたんですよね。バージョン4の時にウェディ、ドワーフ、竜族、オーガ、プクリポ…そしてエルフが残っていたんで、（5.1で）ヨイちゃんの話ができたので、これで5種族＋竜族の話はできたのかなと思います」

椿「あっ、そうか。5種族だってこと分からなかった」

安西「そうなんですよね。5種族やろうって話だったんですよね。唯一残ってたのは『人間』、あと『魔族』もありますね。人間をどうしようかこの人やりたいね、あの人やりたいねって候補がたくさんありすぎて、まとまらなかった。」

安西「あと、シドーをバージョン5期間中に使いたいねって話があって、そんな時、成田さんが『こういうのはどうでしょうか？』って生まれたのが“破界篇”。元々、人間としてあったキャラクターズファイルを元にどうシドーを入れ込むかって話になった。バージョン2の振り返りのような後日譚になっていい話になったんじゃないとなと思います」

椿「アーサーさんも仰ってましたが、本当メインストーリー（並みのクオリティ）でしたよね」

アーサー「ちょっとしたサブクエストかと思ったら、ちゃんとしっかりとしたストーリーだったんで楽しかった」

安西「（唯一残った）魔族のお話をやりたいなとは思ってますが、まだ誰でやるかは決まっていません。まだ全然白紙です。私自身が勝手にやりたいなって思ってるよ（レベル）。少なくともバージョン5中にはないです！」

小澤「あの…質問してもいいですか？（キャラファイは）どういう人選だったんですか？」

安西「最初決めたのは全種族やろうねと決めて、最初の1話はリーネでやってくださいと私が決めて、残りの種族に関しては、各シナリオライターが手を挙げてって決まりましたね。あとリーネとオーガのパラディンだけは最初から決まっていました。」

安西「オーガのパラディンはバージョン4の最後にやろうと決めていて、バージョン1からの伏線ということで、バージョン4のメインストーリーが終わったタイミングで実装した」

ひだか「5種族やり切って、種族の2週目というのはあるんですか？」

安西「成田さんと話してるところです。一応5種族やりきったので、また5種族全部やる必要性はない。良いキャラとお話があればやっていきたい」

青山「人間のキャラクターズファイルはやらないんですか？」

安西「破界篇が一応、人間のキャラクターズファイルという位置づけなので」

安西「そもそも、キャラクターズファイルという形にはもう拘ってないです」

ロスターについて

安西「ロスターが沢山の人に遊んでもらえて良かったなと思います。理論値にし損ねたアクセサリーをなかなか遊んでくれる人がいない状況でも安心してできるようになったのは大きいかなと思います。新規の人も作るのが結構楽だよね。ロスターが本当いい味だしてくれたかな」

小澤「出す前は開発内では『え～これいるの？今更改修とか…』という否定的な雰囲気があったんで、（良コンテンツになってもらえて）良かったです」

青山「コメントではロスター大絶賛」

安西「サブキャラ的にも良かったんじゃないかなと思います。好評でしたら拡張していきたいとは思ってます」

安西「話それますが、モコモコハウスの中に入っていない人もいるじゃないですか。キュウリとか。機能を持ったNPC、コンテンツを持ったNPCで遊んでて、遊んでいる最中にバージョンアップ跨ぎをするとバグが発生する可能性がある。だからそういう人はモコモコハウス内に入れ辛い。別に野菜差別をしているわけでないです」

竹若「今後、モコモコハウス内に入る可能性はある？」

安西「ん～・・・どうだろう。けっこう怖いんですよねバグが…可能性は低い。（黄昏奏戦記の）ナスとか、（クイズの）レモンスライムもコンテンツを持ったNPCなので移動は難しい」

青山「場所が変わると同じ人だとは認識しない不具合が出てしまう可能性がある」

安西「それを検証するのはかなり大変なこと」

妖精図書館について

椿「コメントにあったんですが、妖精図書館の続きを作って欲しい」

安西「私も作りたい。その声を聞くので…。でもバージョン5で言うと、ヨイちゃんがあって神話篇があるじゃないですか。妖精図書館3話分でその二つよりも開発コストがかかります。あれを作っちゃうと他にもう何も作れないですよ。ストーリーやダンジョンもあるしSPキャラクター（リィン、ラウル）もあってモーションから1から全て作らないといけない。バージョン5はユシュカたち魔族のキャラを優先して作らなければならないので、（妖精図書館の）開発する余地がなかった。妖精図書館だけを作るならできなくはないが…（現実的ではない）」

ひだか「妖精図書館の場所自体がもったいない。読み物だけでも増やしてもらえないか」

安西「あれほどの大きなものは作れないけど、小さな話はできたらいいのかもね。本だけでもね」

安西「本当は妖精図書館第2弾の案もあったんです。でもラウルリィンに匹敵するモノにしなければならない。ものすごくハードルが高くて、いくつか没になっています。でもボイスが実装された今だから、もう一度挑戦してみたいという気持ちはありますね」

輝晶獣について

安西「輝晶獣は元々、フィールドでもっと遊んで欲しいという理由、エンドコンテンツを遊んでもらえている人に刺さるんじゃないかなと。小澤さん何か輝晶獣について」

小澤「輝晶獣は一部、取り合いが発生してしまっている話が出てしまってはいるんですけども、元々それを楽しんでもらいたいと思って入れているので、今それを何か手を加えるとかないんですけども、代わりに当然ギスギスすることは目に見えていたので、コツコツ集めたり、バザーで買ったりして持ち寄ったりして行けるようなものも用意しましょう。ということで二軸で実装したんで、もうちょっとギスギスを楽しんでいただけるいいなーと思います」

一同失笑

青山「“MMOっぽさ”をってことですよねｗ」

小澤「前向きなギスギスです」

安西「MMOって色々な楽しみ方があって、昔ながらのMMOってこういう遊び方があったよねってのをやってみた感じですよね。でもそれだけだとどうしても嫌がる人がいるので、買い求める方の値段もだいぶ落ち着いてきたので、ぜひやっていただけたらいいかなーと思います」

小澤「実装当時、見に行くと戦っている人がいて、自分はまだ戦える強さじゃなかったんで、『あっ、すごい戦ってくれてる～』と思ってすごい嬉しい気持ちになった。それも含めて楽しんでくれればいいかなーって。はい」

安西「バザーで買って交換すると言う選択肢もあるので。まぁ折を見て拡張できたらいいなーとは思います」