
目次
バージョン7の全体のプロットについて
- バージョン5で大きな物語の一区切りがついた
- 次どういう話にしようか悩んでいた
- (今までのシナリオを超えるには)DQ9との繋がりをどうDQ10内で描くか、そのタイミングがきた
- アストルティア誕生の物語を描こうと当初は三部作を予定していた
- バージョン6、バージョン7、バージョン8で3バージョン跨ぎで壮大に描く予定だった
- 実際にはバージョン6と7だけなので、丸々バージョン1つ分省いたシナリオが存在する
- バージョン6はジア・クトとの戦いを描いた作品
- バージョン7をどうするか悩んでいた
- DQ9に登場した「天の箱船」に乗ってとこしえのゆりかごを目指す物語を考えていた
- バージョン7.4で登場したキューロピアはゼニアスの旅の途中で立ち寄る予定だった世界
- バージョン7.0、7.1のシナリオをバージョン7全体で描く予定だった
- 7.1は創失の呪いの原因を特定して強大な敵を倒し呪いがなくなるというストーリーだったが、これがバージョン7の一区切りの話の予定だった
- バージョン8でアストルティアに還り、創失を招く者たちとの戦い…という想定だった
- テンポ感、新天地に行けないストレスなど考慮してギュッとコンパクトにバージョン7内にまとめた
- そのおかげでバージョン7が間延びすることなくテンポ良く詰め込まれたシナリオにできた
- バージョン7では、今までのドラクエ10を全てを感じられるような作りになっている。ナドラガンド、魔界、キューロピアは新世界だがバージョン4を意識した世界…全てのバージョンの総決算的なおはなし。ドラクエ10の歴史を全て詰め込んだ
メインヒロイン「ポルテ」の造形
- 当初はポルテという名前じゃなかった
- 「トルテ」という名前だった
- 「アストルティア」をもじった名前を想定してた
- トルテ=アストルティアというバレバレ感。ネタバレ回避のための改名…というわけではなく、既にNPCとしてトルテというキャラクターが存在していたから泣く泣く変更した(どこにいるのか探してみてください)
- けっこうギリギリなタイミングになってから名前被りが判明して、慌てて修正した
- ポルテに変更されたが、彼女の明るい“ポップ”な感じが名前からも表現されていい名前になった
- 各バージョンのヒロインは存在したが、これまでのヒロインに比べて若く幼いのには理由がある
- 創失の呪いが世界に降りかかり彼女が生まれたことから実際の年齢にすると“生後半年”とかになる
- “若さ”を象徴するために幼いキャラクターになっている
- 二重人格のポルテの声優オーディション
- 声優事務所からボイステープをもらい一番演じ分けが上手だったのが野口瑠璃子さんだった
- バージョン7が完結してポルテが野口さんで本当に良かったと思っている
ゼニアスの3つの街

- ゼニアスの世界には「アマラーク」「メネト」「ムニエカ」の3つの町がある
- 特にアマラークとムニエカは見覚えのある方も多いはず
- アマラークはDQ9に登場する「セントシュタイン」をイメージした街(物語序盤でルイーダの酒場で仲間を登録できる重要な拠点)
- ムニエカはDQ9に登場する「ベクセリアの町」
- メネトは位置的には「エラフィタ村」になるが木造の村なので相当な時代が経過してるため現存していない
- 担当スタッフはDQ9をばっちり研究をして開発してくれた
- ガナン帝国城も物凄い作り込みだった
- 3つの町は守護天使たちがジア・クトからの攻撃を守った結果、(DQ9の物語から)1万年の時が経ってどう起きたかをテーマにした
- 3つの町にそれぞれ燈火の調査隊メンバーが二人ずつ派遣されたが、守護天使と調査隊メンバーたちがどう化学変化が起こるかシナリオスタッフ班に考えてもらった
- このキャラをどの町に派遣させるかのドラフト会議をした(相当悩んだ)


- ウォルド地方や誓約の園などDQ9でも見たことのあるマップも多かったが、「一万年経ったらどうなるのか」をテーマにそのまま作ってもらった
- 神の世界はそのままDQ9から流用している
燈火の調査隊メンバーの選定理由
- できるだけ各種族の代表するキャラクターを選出したいと考えていた
- 実はバージョン3でも同様のことをしている(神の器)ので、できるだけキャラ被りは避けるようにした
- が、一人だけキャラ被りしている
- 燈火の調査隊メンバーで一番最初に名前が挙がったのはヒューザだった
- 人気・普段会えず、どこにいるかも分からない風来坊というキャラクターが起用しやすい
- 街などに常時いるキャラは“いなくなる理由”を作らなければいけない
- キャラB、キャラCと絡めたら面白いんじゃないか。という理由も大きい
- バージョン7.1、7.2で魔界や竜族が絡むストーリーなので、そこに深く関われるキャラが必要。魔界の三魔王の中で一番面白いことが起きそうだったのがアスバル
- キャラ設定的にもアストルティアや魔界とは違う世界への興味関心が強いキャラなので最適だった
- 当然、ユシュカやヴァレリアの候補もあったが、もしヴァレリアを連れて行ったら“違う問題やトラブル”が起こりそうでボツ
- 竜族の人選はエステラの一択だった
- 物語的にトビアスが立場的に離れて冒険するわけにもいかず、ベサワキなんて問題外
- 「エステラがいないなら帰るのだが!」と言い出しかねない
- 現実的は代替案はリルチェラ。しかしエステラの存在感は大きい
- エステラの調査隊メンバーの相方になったのはナブレット団長
- プクリポ枠は激戦区だった
- 候補はペリポン(大盗賊の伝説に登場する青アフロでぐるぐるメガネの無職)、プクラス
- プクラスは人気キャラでもあるが、未来の時代のキャラなので、どう現代に絡めさせるか検討したがボツ
- 荒んだ世界を明るくしてくれそうなサーカス団の団長が適任となった
- バージョン1からいるキャラにも活躍してほしいという気持ちもあった
- ムードメーカーでチームの中心にしてくれる存在
- ドワーフ枠はドゥラ院長
- 国を代表する技術者、調査隊を率いてくれる顧問役として他に適任するキャラはいない納得の人選
- エルフ枠がいない理由は「思い浮かばない」
- 一応候補はあったのはアサナギ(ツスクルの村の学びの庭の生徒)、キュウスケ
- キュウスケはドワーフ枠と勘違いされそう
- アサヒやヨイは天地雷鳴士クエストの“システム系に存在するキャラ”のため、メインストーリーとして持ち場を離れて動かすのは困難
- バージョン8でエルフが活躍してくれるんじゃないかと期待はしてる
- 男女のバランスも考慮している
- 当初は人間キャラは不要なのでは?と考えていた
- ポルテもいるし主人公も一応人間だし
- メレアーデは立場的にも国を支えていく大事な人間
- 国を離れてメレアーデを冒険させていいのか相当悩んだ
- ジーガンフの次にメンバー入りさせるか悩んだキャラ
- 特殊な立ち位置のキャラだが、バージョン4のキャラも欲しかった。というのが大きな理由
- メレアーデは安西SRの推しキャラだった「バージョン4で大変な思いをさせてしまったから、この子に新たな冒険をさせてあげたいな」と思った
- 結果として、ラキとの絡みや調査隊の中でいてくれて助かる立ち位置のキャラになった
- 物語の深みを増してくれた
- ジーガンフはシナリオスタッフが「どうしても入れてください!」と懇願したキャラ
- 「地味すぎない?」と最初は却下した(安西SR)
- あまりにも地味だったのでイラストレーターの中津さんに頼んで肩に装飾を付けてもらった
- ジーガンフは一番最後に名前が挙がったキャラクター
- みんなで一緒に冒険してポルテから「ジーくん」って呼ばれた時は「おー!すげー!」と興奮した。入れて良かった(安西SR)
ドラクエ9との関連性はあるの?
- DQ9とDQ10(Ver.2以降)のシナリオは成田篤史さんが担当
- DQ9はDQ10が作られる当初から考えられていたおはなし
- DQ9をバージョン一つのネタにするのかはDQ10を十年以上続けてこれたからできた決断だった
- 当初、DQ10はDQ9との繋がりをハッキリと言うつもりはなかったし、「なんとなくそうなんじゃないかな」って感じられるくらいのニュアンスだった
- バージョン5作り始めた段階で、2バージョン先のシナリオを考案しないといけないため、どうしようかと考えた結果、DQ9との繋がりの話をちゃんとやろう。となった
- DQ9はキャラクターを自由に作れるため、DQ10にどう登場させるか迷った結果がこれになった
- DQ9の主人公は神話編で初代の時の王者でもあるが、どう物語の整合性を取るか悩ましかった
- とはいえ、実はゲーム内では語られることはなかったし今後もないだろうなと思っていたが、今回この機会にと描いた
- そもそも源世庫パニガルムの設定は天使の祖先が動物や植物をパニガルムへと運んで保管されていた場所である。星空の守り人も収納されていたという設定。
- グレイナル叙事詩(神話篇予兆クエストに登場する書物)、クリスマスイベントのサンディやテンチョーもパニガルムに運ばれてきたという裏設定がある
DQ9とDQ10の時系列の年表


| 時系列 | 起きたこと |
|---|---|
| DQ9の時代 | 星空の守り人(DQ9主人公)が堕天使エルギオスを打倒。 女神セレシア(旧き女神)が復活する。 |
| 神話の時代以前① | ジア・クト念晶体がとこしえのゆりかご(ゼニアス)を発見。 侵略種族であるジア・クトによる攻撃が始まる。 |
| 神話の時代以前② | 旧き女神によって世界樹の儀式が行われ、護りの結界を展開。 一時的にジア・クトを退けるも、旧き女神は儀式の代償として幻となる。 |
| 神話の時代以前③ | 主神グランゼニスが女神ゼネシアと女神ルティアナを生み出す。 |
| 神話の時代以前④ | 女神ゼネシアが護りの結界を破壊。 主神グランゼニスは女神ルティアナをゼニアスから旅立たせる。 ジア・グオヌバが、女神ルティアナを追う。 妹であるルティアナへのコンプレックスとゼニアス主神の座への執着のため独善性で様々な問題を起こすようになる。 |
| 神話の時代以前⑤ | 時渡りしてきた女神ゼネシアが、継承者のオーブを手に入れることを画策。 後を追い時渡りした主人公が、女神ゼネシアと戦う。 |
| 神話の時代以前⑥ | ジア・クトを退けるため、主神グランゼニスが創失の呪いを発動。 ゼニアスと、ゼニアスにいたジア・レド・ゲノスたちは創失の呪いによる影響を受ける。 |
| 神話の時代① | 女神ルティアナがアストルティアを創世。 しかし、新世界は創失の呪いに蝕まれており、アストルティアを消し去ろうとの迷いから「アストルティアの意思」の中に「創失を招くもの」の人格も生み出される。 |
| 神話の時代② | 女神ルティアナが七柱の神々を誕生させる。 「アストルティアの意思」は自らを封印し、「師匠」の人格を切り分けアストルティアを任せる。 同時に創失を招くもの」を封印され、創失の呪いは一時的に沈静化。 |
| 神話の時代③ | 時渡りした主人公、女神ルティアナと天使長レクタリスにより、アストルティアの楯を生み出す。 ジア・レド・ゲノスたちがアストルティアを検知できない状態になる。 アストルティアの楯の結界が完成する直前にジア・グオヌバがアストルティアに飛来。 |
| 神話の時代④ | ジア・グオヌバは異界滅神ジャゴヌバとなり、魔瘴や七柱の邪神たちを生み出す。 女神ルティアナは汚染された大地を切り離し、魔界が生まれる。 |
| 古代 | 初代・時の王者(DQ9主人公)が災厄の王を打倒。 |
| 5700年前 | ジア・クトの一部が異世界キューロピアの侵攻を目論むが、キュレクスの時間停止爆弾で阻止されキューロピア上空にジア・クトの一部は時間停止したままとなる。 |
| 3500年前 | ジア・クトの傀儡となった導きの天使により、レオーネがジア・クトに加担。 |
| 現代(バージョン5) | 異界滅神ジャゴヌバが復活。主人公がジャゴヌバを打倒。 |
| 現代(バージョン6)① | ジア・クトの傀儡となったヘルヴェルの画策により、神化の儀は失敗。 英雄たちが悪神化。 |
| 現代(バージョン6)② | 悪神アシュレイとジア・クトに加担したレオーネにより、アストルティアの楯が破壊される。 |
| 現代(バージョン6)③ | 創失の呪いの影響を受けているジア・レド・ゲノスたちがアストルティアの検知し、襲来する。 |
| 現代(バージョン6)④ | 主人公が神話の時代へ時渡りし、アストルティアの楯を生み出す。 |
| 現代(バージョン6)⑤ | 主人公がジア・レド・ゲネスを打倒し、魔眼の月が崩壊。 創失の呪いが振り撒かれ、「アストルティアの意思」「創失を招くもの」が目覚める。 |
| 現代(バージョン7)① | 「師匠」が創失の呪いの影響を受けていない部分を切り離し、「ポルテ」の人格を生み出す。 マローネの創失と「師匠」「ポルテ」との出会いにより、主人公がゼニアスへの冒険へと旅立つ。 |
| 現代(バージョン7)② | キューロピアで時間停止残存していたジア・クトの一部を、主人公とキュルルへ機巧体が打倒。 |
| 現代(バージョン7)③ | 女神ゼネシアが神話の時代以前に時渡りし、継承者のオーブを手に入れることを画策。 主人公も神話の時代以前に時渡りし、女神ゼネシアと戦う。 |
| 現代(バージョン7)④ | 主人公が「創失を招くもの」を打倒。 「ポルテ」とアストルティアが創生され、現代に至る。 |
女神ゼネシアの心の内
- 当初は動機などもっと“簡単”なキャラクターを目指していた
- 妹が新しい世界を創生するためにゼニアスから旅立つことを自分の役割を奪われ恨みに変わる。「ルティアナ憎い」「アストルティア憎い」と思うくらいの悪役で、父やルティアナに復讐を持つが主人公たちに倒されてしまうを想定していた
- 実際にゲームとしてキャラを動かしてみたら一言では収まらないキャラになった
- 当初の想定ではラストの展開は想像もしていなかった
- 女神ゼネシアの深掘りは今日はできません
- 明日「アストルティア拾遺譚」で心の内が描かれます
- ゼネシア役の声優、川村万梨阿さんにも演じてどう感じたのかを聞いてみたい
その他の話題について
- ナイト総選挙やクイーン総選挙に神たちを出さない理由
- そもそもこの主催者はファルパパ神
- ファルパパ神はアストルティアに存在するお祭りの神
- 神が神と同等やそれ以上の人物を呼ぶのはどうなのかとあえて避けていた
- とはいえ、エルドナ神やナドラガ神、ラキも出てたじゃねーか!
- 安西SR「神になってまだ新米のキャラはセーフかなって笑」ファルパパ神からすれば下の存在なので呼んであげた。という設定らしい
- 過去に開催したアストルティア裏総選挙のように神だけの総選挙みたいな特別企画も面白いかもしれない
- 女神ゼネシアの順位が低かったらどうなるのか恐ろしい
スクウェア・エニックス(SQUARE ENIX)
















うおおお
すごく良いまとめ記事!ナイス!
ラダガートがコンテストにきたら投票せざるを得ない
ゼニアスの話かと思ってたら最終的にはアストルティアの問題になってたから違和感ではあったんだよな
エルフ枠がいない理由はエルフ枠はプレイヤー(エル子ちゃん)だからだろ
フウラの次に名前が上がるのが汎用モデルのアサナギとキュウスケって辺り、圧倒的にNPCが足りてない
ジーガンフが出て来たオーガも大概だが
大半のプレイヤーが五種族で遊んでんだから五種族の新キャラもっと出してくれ
創失のフウラ。一瞬も名前出ず
バージョン3で出てきたキャラは外したって書いてあるやん
私の中で過去のことになっていました。
俺(ドラクエ9主人公)って3万年とか5万年とか生きてたことになんの?
こんなに9との話の繋がりが決まってたら9リイマジンドはすれ違い問題解消できても勝手に
作れねえじゃん
どうでもいいです
7.1で終わってもいいんじゃね?感あるのはある意味間違ってなかったんだな
どのキャラを登場させるか云々あるが、DQ10はサポとの冒険。NPC達と冒険してる感は全くないわな
結局フィールド一緒に歩いてるのサポかモンスターだもんな
後ろからNPCついてきたり旧7やオフラインみたいに会話コマンドあれば感動したかもしれん
ウォークは別の世界線で決まりか
まあテリワンやキャラバンハートとかも正史って訳じゃないしな
ナンバリングとスピンアウトは別設定って事ね
>バージョン7.0、7.1のシナリオをバージョン7全体で描く予定だった
残り蛇足だったからこれでよかったのにセンスねえな
過去キャラ達とゼニアスを探検!って入りだったのに調査隊とゼニアスの話すぐ終わって蚊帳の外になるのなんやねんって感じだった
面白くなければただの自己満足
なるほどわからん 全部終わっちゃったけど
ここでも天星郷の無能天使共が関わってこなかった理由は語られていないのか
「ルティアナ様を殺した!」と主人公を憎悪するくらい信仰してるなら、アストルティアがルティアナの故郷と繋がったともなれば一大ニュースだろうに
せめて「我々でルティアナ様の世界を救うんだ!」くらいの動きは見せて欲しかった
ジアクトを「この下等生物めええ!」みたいなただの小悪党にしたからこの壮大な歴史も何かしっくりこないんだよなw
ナンバリングで9以外は全部やったんだけど
肝心の9やってないからこれでもかと関連性アピールされてもなあ
9も今の時代に沿わせてプレイしやすくリイマジンドしてくださらないの?
ドラクエ9のリメイクがやりたーい
川村万梨阿は裏切り者の役が多いな
ガウハレッシーとか
メインストーリー完結まじ?
しかも今後も追加予定ないとか…
このテンポで良いよ
プロットと物語終盤は面白いのに謎の小話を入れながら無理に引き延ばしたのがver3とver4だったと思うし
ver5とver7はメインキャラを毎バージョン動かすようにしていると感じる